理系論文の読み書き
論文は英語で読み英語で書きます。
かなしいですが、事実です。 英語です。 英語オンリーです。
へっぽこ文章しか書けない私がレクチャーするのも何ですが、
自分が学んだことを中心に、ためになりそうなことを書きますね。
注: コンピューターサイエンス系の論文にしか当てはまらないかもしれません。 理系の論文を書くことはテクニカル ライティングと言って、文系の論文とは構成が違います。
★☆ 論文を書く ☆★
1. 論文の構成
大雑把に言うと、こんな感じの構成です:
1. Abstract
2. Introduction
3. Related Work (Previous Work)
4. Experiment (Method)
5. Results
6. Conclusion (and Future Work)
Abstractは論文全体の短い要約。研究の重要性、自分の方法・結果の重要性。
Introductionはなぜこの研究が重要かどうかを順序立てて書きます。 Abstractをもっと長くした要約になります。 なぜこの研究・実験をしたかについて、ここで読み手を納得させれなかったらアウトです。
Related Workは短い論文だとIntroductionに入れる場合もありますが、過去の関連した研究の要約を書きます。
Experimentは、たとえば実験したときに、その方法を詳しく説明。 新しいアルゴリズムなどがあればそれも説明します。
Resultsは、実験結果の分析結果などについて記述
Conclusionでは、結果をふまえて手短に全体の要約をまた書きます。今回の実験の結果を今後の研究にどう役立てるかとかそんなことを書く場合もあります。
上記のセクションの中にサブセクションも必要に応じて作ります。
2つ以上の違う実験を同じ論文に書く場合。
たとえば実験1と実験2があったとします。
その場合は、実験1の方法、実験1の結果、実験2の方法、実験2の結果、という順序で書きます。
2. 基本は1人称複数(We)で
たとえ論文の筆者が1人(自分だけ)でも、論文の中では一人称単数(I)ではなく、1人称複数(We)を使います。
例1:
×
◎ We used a method called 〜
例2:
×
◎ Our results show 〜
自分だけなのに、「我々は」なんて仰々しいですが、ルールです。
3. 困った時の論文の出だし
Abstractを書き始めたが、文章のはじめ方に詰まった!
出だしが肝心! どうしよう! 気の利いた書き出しが思い浮かばない〜
そんな時、私は反射のようにこう書き始めます:
We present 〜 (方法とかアルゴリズム)
とか、
In this paper we explore 〜
(exploreをinvestigateにしてみたり)
これでOK(!?)
★☆ 論文を読む ☆★
はじめは英語の論文なんて読みにくくて苦痛だと思います。
論文をじーっと見つめながら、ちっとも枚数減らないなあ、なんて思ったり。
凝視してるだけで読んでないんだから当たり前!
いちばんいいのは、自分のスーパーバイザー(担当教官)に教えを求めることです。
英語がネイティブの学生でも、論文を正しく読んでない人はいるので、恥ずかしがらずにきいたらいいと思います。
もし担当教官が教えてくれなければ、以下の方法をオススメします。
まず、Abstractを読む
そして、Conclusionを読む
で、Introductionから残りを読む
教授の中には、一番最後のReference(参照文献)をはじめに見るという人もいます。
ちゃんと重要な文献を読んで論文を書いているかどうかというのはとても大切なんですね。
★☆ 論文を探す ☆★
いちばん簡単なのはGoogle Scholarです。
SFUの大学のコンピューターからアクセスした場合、Google Scholarでヒットした文献はほとんどログインなしで見れるようになっています。
自宅のコンピューターなど読みたい場合は、大学の図書館のウェブサイトからログインをすると同じように文献にアクセスできます。
その他、大学の図書館が膨大なオンライン文献へのアクセスを許可しているので、まずは大学の図書館のサイトに行ってみましょう。
人気blogランキングへ
コメントの投稿

